私が知るかぎり記憶に無いからショック
まさかこんなに早く必要になるとはね。つい二週間前まで何事も無く、日常生活を送ってた。特に持病を抱えてたとか、危険因子は持ち合わせてません。
倒れる直前まで家族全員誰一人として、変化を感じる事さえも。仕事中突然の電話で、病院に担ぎ込まれたと伝えられ、急ぎ駆け付ける。
今まで通院治療さえ、私が知るかぎり記憶に無い。頑強を自慢にしてたくらいだ。
死亡届を書く事になると、この時は少しも考えず、すぐ回復するだろうと軽い気持ちでいた。それが大きな間違いで、医師に呼び出され症状を聞いた途端、目の前が真っ暗に。
まさか、最悪もう目覚めない可能性があるなどと、予想外の言葉を聞き動揺。
必要書類すら分かりませんよ。チラッと浮かぶ最悪シナリオを掻き消し、日常生活に戻る。数日後、仕事中に電話を受け、訃報を聞く。
覚悟はあったつもりが、いざ現実になるとダメ。どうやって提出したかも思い出せません。ショックがデカすぎ、記憶がショート。